「また同じ失敗を繰り返してしまった!」と、落ち込んでしまう時に思い出してほしいこと。

先日朗読教室の発表会をお手伝いし、あとの懇親会にも参加させていただいた。みなさんの苦労話や裏話をきいたり、感想を言い合ったり楽しい時間を過ごさせてもらった。以下、今回のテーマを説明しやすいように脚色入りで書いております。

その中で、ベテランの生徒さんがスランプらしいという話になった。「初期の頃に先生に注意されて、克服したと思ってた事を再び指摘され、自分でもできてないと感じていて、何年も勉強してきたのに情けないと凹んでいる」というようなことでした。その時に私が「真上からみたら同じところをグルグル回っているように見えるけど横から見たら実は螺旋階段で、以前とはレベルの違うところにいるんですよ。そしてレベルが上がってるからこそ、同じ壁だけど次の次元の壁にぶちあたってるんですよ」という話をしたことで、「今日はいいこと聞きました!」と笑顔が戻ってやる気を取り戻してくださったようだったので、ご紹介します。

私は同じ失敗、同じ壁に何度もぶち当たる不器用なタイプです。その度に一人反省会、分析会が頭の中でもんもんと始まります。中学生の時、同じ失敗を何度かした時にいつものようにぐるぐると一人反省会をしていました。なんで前にそうならないように反省したのに同じ失敗を繰り返すの?サルなの?記憶力が無いの?馬鹿なの?って感じです。もう自己嫌悪でムカつきながら、ただ生来の負けず嫌いがあるものですから、もう次は失敗したく無いという一心で細かく前回の失敗と今回の失敗を検証していきました。そうすると、結果は同じ失敗なのですが、途中経過でいいところまでいけていたことに気づきました。そこで、今回皆さんにお伝えしたいあることに気づきました。

自分はグルグル円状に堂々巡りをしては成長なく同じ失敗を繰り返していると思っていたけれど、横から見たら実は螺旋階段で、前回の失敗は一階下で、今回の失敗は全く同じじゃなく少しは成長はしているということでした。自分の実感として自分でこのことに気づいたのはとても大きかったです。同じテーマの壁にぶつかったり失敗したりしても、必要以上に自分をせめて時間とパワーを消耗しなくて済むようになったからです。(いやそれでも階段の傾斜が緩すぎて「1ミリくらいしか上ってなくない?」って落ち込むことも多々ありましたけれども)前に同じような失敗や壁があったらそれは比較分析するためのデータとして重要な財産です。闇雲に嘆かず、レベルアップした自分を冷静に客観的に、マインドフルに観察してください。そうすれば、これはやれたから次はどうすればいいのか、どうやってみようか、これを試そう、など対策やアイディアも出てきます。ちなみに同じ失敗や壁って2回目で終わらないことが多い気がします。3回目4回目もある。あ、私が不器用なだけか(笑)

これ、仕事関連だとトライアンドエラーで成功に近づいていくっていうのイメージしやすいし、すでに実践している方も多いと思いますが、すべてに使えます。人間(友達、恋愛)関係にも、辞めたい・なおしたい癖だとか色々。仕事は結果が見えやすいし客観的な分析をしやすいですが、ぜひ、そうじゃないところでも思い出していただきたいです。(断りたい仕事を断れなかった、とか、なぜかややこしい人と友達になってしまい縁を切るのに苦労するとかも繰り返してしまう人いるんじゃないでしょうか?)

この成長の螺旋階段はどうも教育関係の人の間では周知されていることらしいです。私は昔読んでいた小説に出てきてすごく嬉しかったのを覚えていますが、それ以外でこの螺旋階段の話を他者から聞いたことがありません。けれど自分が10代で思いつくようなことなんだからみんなあえて話すような内容じゃ無いんだろうと思っていました。けれど今回思いがけず、この話で元気になった方がいらっしゃったので、ここに書き留めることにしました。

最後に。この螺旋階段は「自分は成長がないダメな子じゃ無い!横から見たらちゃんとレベル上がってるから」と自分に対してこれで良いんだよと言ってあげる材料にしてください。さらに次の成長につなげたい!という時は、上にも書きましたが螺旋階段を活かすには、前回との比較をすることがおすすめです。そのためにはマインドフルに客観的に自分の思考、行動を観察することがミソになります。それが無いと前回との比較ができません。そしてこの分析はあくまで過去の自分との比較であって、そこに他者との比較が入ると意味をなしません。どうぞ、日々ありのままの自分を好悪善悪などの評価抜きに観察してみてください。この観察はすぐできる人もいれば、かなり練習が必要な人もいます。それは頭がいいとかそういう理由ではなく持って生まれた性質や育った環境などで変わりますが、練習すれば少しづつできるようになります。マインドフルネス瞑想などの教室に参加してみるのも良いと思います。

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