アスティア(盗まない)には広くて深い意味がある

アスティアは八支則の中のヤマ(禁戒)の中の一つ。『盗まないこと』

「泥棒は犯罪だし、するわけないじゃん」と、ふと思った方もいるかもしれません。

これが、ヤマの他の項目もそうですが、実行し続けるのは結構難しいのです。

他人の物を取ることは勿論だめですよね。その「他人の物」何も物質的な物だけを指していません。ドラマとかで「お前に人の幸せを奪う権利はないんだー」とか聞いた事有りますけど、そんな感じ。いえ、漠然とし過ぎですね(笑)。
他人の経験を盗む(奪う)人は多いのでは? 正直私も気付かずにやっているのでは?と思います。
人は、様々な経験から学びを得ます。子供は遊びやらケンカやらをして、痛みや人間関係を学んだりしていきますが、ケガをしてはいけないから、悲しい思いをさせてはいけないから、と大人が、先まわりして学びの機会を奪ってしまったり。
作業のゆっくりしている同僚から、その仕事を奪う人もいます。・・・・・・・・・・この手の話はきりがないくらいあるので、このくらいに(笑)
あ、そうそう。これは、思考を奪う事にもつながりますね。「あなたは、私の言う通りにしていればいい」とかね。

不必要に何かを取得する事も他のそれを必要としている人から奪う事になります。自分で食べる分だけ、使う分だけでいいはずなのに、多くを取るのは、他者の権利を奪います。大量に買い占めて値をつり上げたりといった行為も同じです。また持っているもので自分が使っていないものを他者に使わせないのも同じ。これは、人からもモノからも奪う事になります。モノの有益性を奪うこと。

とっても身近で気がつかない事といえば、時間。が、忙しいビジネスマンにとっては常識かもしれません。
わかりやすいのは、遅刻。まさに他者から時間を奪うことです。
お喋り好き女子や、飲み会のシーンで多いのが、延々と喋りすぎる事。仲のいい友達同士で「もうこの辺で」と言える仲なら良いのですが、先生と呼ばれる人や、自分が目上な立場の場合、相手からは切り上げにくいですから、配慮はした方が良いですよね。

あと、「エネルギー泥棒」というのもありますね。代表的なのは「かまってちゃん」と呼ばれる人たち。常に同情や誉め言葉を欲する人たちと言えば良いんでしょうか。

こんな感じで、きりがないほど、奪う、盗むという行為は日常生活に潜んでいます。

そもそも人は、自然から空気、大地や太陽の恵み、いろんなものを頂いています。生態系の中で頂いて捧げての循環があり、ちゃんと奪いっぱなしでは無いようにできているはずなのですが、地球や自然に対して頂く量の方が多く、お返しが疎かになっている気がします。

ヨガ哲学は、研究者により解釈が異なる事もあります。最近は、マインドフルネスの流行のおかげか、読み易い書籍が沢山ありますので、ぜひ読んでみて下さい。

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